千坂 尚義
絵巻色織
この作品は「色織」と題をつけた絵巻物語です。数ある絵巻は全てひと続きの物語であり、古来日本で作られた源氏物語絵巻のような情緒性、信貴山縁起、玄奘三蔵絵のような主人公の武勇伝、冒険談、それらの流れを汲んで描いた主人公達の旅の話が綴られています。 作中では生物、無生物にはそれぞれ心の色が宿っていて、色彩はあらゆる形や物質=動植物や無機物と姿を変えます。例えば主人公は浅葱や群青、瑠璃色が煌めいて左腕が狛犬の腕に変わります。森羅万象に魂や神を見た古代の日本思想から引用したものの見方であり、主人公達は心の色彩の持つ無限の力を武器に、世のため人のために日々戦い世界を旅するのです。
Material: 和紙、墨、日本画絵の具、等
Size: 1800×1800mm mm
千坂 尚義
日本の古代思想・アニミズムの世界観を元に自作の物語、絵巻物「色織(いろおり)」を制作。
魂の互換可能な世界観を古典の媒体を通して再構築、再認識を図る
Web: https://www.instagram.com/irori.tsumugu?igsh=aXB4aTd3dzYxcHk=